それはキミのキャリアに血となり肉となる!


私がまだ20代だった時のこと。

今は駐車場になった自宅の隣にかつてはレストランの厨房だった古い建物がありました。

長く空き家になっていたその建物は我が家はもとより町内でも不安の種。


出来れば解体して欲しいと願っていたある時、中国人がその空き家を改装して中華料理店を開店しました。

ボロ屋を必要最小限に改良しただけのその店は客の入りも悪く、いかがわしい雰囲気を漂わせています。

当然味も悪かろうと私も寄り付かなかったのですが、とある週末の夜に心ならずも訪れることになったのです。

お腹が減って家におやつが無かったのでラーメンくらいなら食えない一品でもあるまいと言うのが理由でした。

ガラガラと扉を開けて暖簾をくぐるとそこは客無し、音無し、映像無しの無い無いづくし。

来るんじゃ無かったか?と少し後悔しながらも仕方無く店主にラーメンを注文しました。

しぃんと静まり返った店内で暇を持て余していた私が店主の作るラーメンを眺めていると店主の身長にしては位置の高い鍋に違和感を感じたものです。

と、その時ガラガラと扉が開いて、中年男二人組が店へ入ってきましたよ。

一人は身なりが良く、しっかりした感じでしたが、もう一人はだらし無さそうなへべれけ男でした。

多分よそで飲んでいたのでしょう、その凸凹コンビは斜め向かいのカウンターに座るとまずはビールを注文。続いて八宝菜をオーダーしました。

店主とのやり取りでしっかり男はすぐに相手が中国人だとわかったようで、

『おっ、中国人か?』とへべれけ男に囁きました。するとへべれけ男が喘ぐように一言、

『本場や!』

やがて私のラーメンが届いて、上手くもまずくも無い麺とスープを味わっていると男達は世間話に華を咲かせています。

一方私は店主の八宝菜の腕前は如何に?と興味津々。

冷蔵庫から取り出したる野菜だけを鍋に入れてズンドウ鍋のラーメンスープで煮ていた店主は『とろみ』を混ぜること無く、ラーメンスープで煮炊きしつづけて皿の上へ。。

おいおい、まじかよ(汗)?


やがて話に夢中の男達の前へ『へい、お待ち!』。


私は食べた男のリアクションを期待と不安の中で見守りましたよ。

案の定、しっかり男は八宝菜を口にして顔をしかめてこう言いました。

『こんな八宝菜、あかんわ(泣)。』


べんちゃん、良く打った!

コメント

nophoto
KohjI
2012年7月6日21:24

明日こそ打線の爆発を

若い投手を育てるのも打線ですから

北林孝介
2012年7月6日21:44

kohojiさん、

コメントありがとうございます。

打線に必要なのは好球必打ではないでしょうか?

特に9回の平田の打席は惜しい気がしました。

初球でしたね。

いやいや平田に限らず甘い球を見逃し、難しい誘い球をせっかちに打ってしまう。

各バッター全員に言えると思います。

nophoto
とおるちゃん
2012年7月6日22:03

関東でダメでも
名古屋では勝つ!
今日の勝利にはホッとする。

あれファール!?
なぁ 森野
平田のバカヤロー

北林孝介
2012年7月6日22:24

とおるちゃん、

コメントありがとうございます。

監督は負けるとカリカリ、勝つと勿体振って当たり前の話を含蓄があるような表情でしゃべりますね(苦笑)。

平田の初球は叩いたら外野まで行ってましたね。

ヒーローになり損ねました。。

ナゴヤドームの青っぽい色合いが相手チームの闘争心を空回りさせる効果があると言われます。

ピントはずれなDJの叫びもモリミチダンスもいい味を出していて私は好きです。

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