高木竜、これからの戦い方。

読売ジャイアンツが強いのは仕方ない。

悲願の優勝を実現するためにあれだけの補強をしたのである。

機能すればまさに不沈艦だ。

連勝はあれど大きな連敗は期待出来そうもない。少なくとも大量の故障者でも出ない限りはね。


だから中日ドラゴンズとしては少ない可能性に賭ける試合は極力避けたほうがいいと思うよ。

仮に読売が独走したらそれはそれ。

むしろ読売と並走しようと無理をすればそれこそ『腹立つのり』の思うツボだ。


とにかく消耗戦だけは避けなければならない。

８月下旬と９月中旬の直接対決、シーズン終盤のこのあたりでリードされてても３ゲーム内外の位置をキープ出来ていれば一戦必勝のチャージをかけることが出来る。


それまでは戦力の充実をはかり、中日は中日のペースで地に足のついた試合運びに専念したいね。


出来ればオールスターまでに打線の整備をしたい所やな。

キーマンは森野だろう。

やはり３番打つのは森野やで。

課題の三塁も本来は森野がリードして、直倫、周平がこれに食らい付く構図がベスト。

森野はちょっと大きいの狙いすぎなんではないだろうか？

納得のいく当たりを欲しがる気持ちはわかるけど、今はどんな当たりでもマルチが出るようになるほうが先行きを考えたら気分転換になると思うのだが。

たびたび審判にクレームを付けていることからも気持ちがナーバスになっているのは明らか。

いらいらして打席に立ってはたまの良い当たりも野手の守備範囲に収まってしまう。

悪循環なんやね。

でも森野復活無くしてドラゴンズの優勝も有り得ないのだから、ブランコ、和田を乗せる切り込み隊長役に返り咲いてもらいたい。

あと先日の高橋周の活躍があったから言う訳でもないけど、イキのいい若手野手がもう一人二人出て来てくれればと思う。

レギュラー脅かす若手が台頭することで控えの層が厚くなるし、守備固めが空振りに終わったあとの延長戦にも大きな戦力となるだろう。


とにかく未踏の３連覇へ向けてまだまだやるべき課題は多いが、一ヶ月程度の目標設定で次に繋げる野球をやっていれば意外な道が開けるのではないだろうか。